2013年1月から税務調査はどうなるか

税務調査の内容は透明化され納税者に有利。

2013年1月から税務調査はどうなるか

伝統的なドラマ「マルサの女」や最近まで放送していた日本テレビでのドラマ「トッカン」を観た人ならわかると思いますが、「いきなり税務職員が押しかけてきた」「何の理由もなく押収物としてもっていくな」など、納税者が怒っているシーンが記憶にあると思います。

今般、このような納税者の不満に応えるべく、国税庁は1962年に制定された国税通則法を大幅に改正し、不利な立場にあるとされる納税者に対し、国税職員側に追徴課税の説明義務・調査の事前通知の原則義務を課すというものです。

マルサの女やトッカンは、それぞれ国税局査察官、特別国税徴収官という特異なポジションにあるものの、他の一般国税職員の間では実務上の税務調査業務に混乱をきたしかねなさそうです。

現時点では調査日程・内容の事前通知は税務当局の現場の裁量に委ねられ、8割ぐらいしか実現してこなかったようです。

今回の改正では、事前通知の対象として、調査対象の税目や期間、帳簿資料まで広がっています。

そして、実際の税務調査の過程で発見した申告洩れに対し追徴課税する場合、納税者に対しその理由や説明を原則行わなければならなくなります。

従来、証拠隠滅に疑義がある場合には調査の事前通知は省略できたり、事務作業の簡素化から追徴課税の件数が多い場合には説明を省略できるなど、税務当局に有利な法律でした。

ここへきて一転、2013年1月からは税務調査は納税者に有利に働いていくかもしれません。

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